日本原子力学会核データ部会、日本原子力研究開発機構のJENDL委員会などと緊密に連絡し活動を行っています。
活動内容
将来の核データワークショップ「残留核の反跳」
昨年度から調査専門委員会では将来の核データワークショップと題して、今後整備すべき核データに関してオープンな議論をする場を設けてきました。今回開催する将来の核データワークショップ「残留核の反跳」は昨年度シグマ調査専門委員会内で検討した医療用同位体・照射治療被ばくに関する議論に端を発するものです。二次被ばく線量評価や半導体のソフトエラーの要因として今後重要性を増すであろう「残留核の反跳」に関して、測定・評価手法の可能性やあり方を広く議論することを目的としています。ぜひ奮ってご参加ください。
開催日時:2024年8月5日(月)13時00分~16時30分
開催形式:現地参加とZoomのハイブリッド
開催場所:東工大大岡山キャンパス 事務局1・2号館2階会議室
https://www.ssc.titech.ac.jp/amap/home/ookayama/east/administration-bureau-bldg1_2/
参加登録:https://forms.gle/D1fSKC3ZJZeN9vs17
※参加登録は必須です。上記Google formより御登録願います。
登録〆切:2024年8月2日(金)17時00分
本ワークショップのご講演は招待講演のみとなりますが、活発なご議論を期待して、議論の時間を多く取っております。皆様の奮ってのご参加お待ちしております。
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≪プログラム≫(敬称略)
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13:00-13:30 佐藤達彦 (JAEA) 「PHITSとJENDL-5を組み合わせた医学物理計算の問題点」※オンライン
13:30-14:00 川畑貴裕 (阪大) 「アクティブ標的TPCを用いた残留核の測定」
14:00-14:30 大津秀暁 (理研) 「逆運動学法を用いた終状態の同定と核データへの寄与」
14:30-15:00 休憩
15:00-15:30 湊太志 (九大) 「ミューオン捕獲反応における反跳エネルギー計算について」※オンライン
15:30-16:00 岩元洋介 (JAEA) 「PHITSを用いたPKAスペクトルと弾き出し断面積」
16:00-16:30 岩本修 (JAEA) 「JENDLにおける反跳核エネルギースペクトルの評価」
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世話人(あいうえお順)
合川正幸(北大)、石塚知香子(東工大)、片渕竜也(東工大)、新倉 潤(理研)、
深堀智生(JAEA)、福田 茂一(QST)
シグマ調査専門委員会の歩み
シグマ委員会・核データ研究グループ年表 核データニュース No. 134 2023年2月
原子力研究開発の基盤としての核データ 日本原子力学会誌ATOMOΣ 2023年12月
核データが原子力研究開発の礎となるために 日本原子力学会誌ATOMOΣ 2022年7月